DESIGNTIDEからホヤホヤ情報
秋のデザイン祭りに湧いている東京。
11/3まで開かれているDESIGNTIDE TOKYO 2010の
内覧会とオープニングに行ってきました。
最近のプロダクトデザインの場で
必ずと言っていいほど見かけるのが、自転車。
それだけ「時代」なアイテムなのだと思います。
ミッドタウンの会場にも何台かの自転車がいました。

素敵なモールトン……ではなく、その前後輪を支えている四角い石にご注目。

その正体は、大理石や御影石を切り抜いた自転車スタンドなのです!
それだけでも美しい質感の石の塊に、
自分の自転車のタイヤの幅の溝を切ってもらい、
インテリアとして、自転車スタンドとして使うという提案。
「それは屋内と屋外のちょうど中間の存在であり、
自転車を室内に調和させる緩衝材です」
という説明が、けっこう心にすんなりと入ってきました。
自転車を買い換えたら、新しいタイヤ幅に合わせて
溝を足してもらうことで、自分のバイク歴も
石に刻まれていく、というコンセプトもあるとか。
大理石バージョンで4万7250円。
このスタンドが似合う格のある自転車が必要かな?
●MILESTONE by MILE
もうひとつは、シンガポールから!
暗かったのでちょっと写真がいまいちなのですが。

シンガポールのデザインユニットHJGHERによるコンセプトバイク。
雲、霧、といった水にかかわる天候をモチーフにした
ビンテージフレームで組んだ4台のコンセプトバイク。
国自体が東京都心のような狭いシンガポール、
一年中暑い気候もあって自転車はあまり人気ではなかったのが、
今年はシングルスピードの自転車が急増しているとか。
●HJGHR
このDESIGNTIDEと同時期に開かれている
TOKYO DESIGNERS WEEK 2010では、
自転車メーカーが出展しているほか、
バイシクル・フィルム・フェスティバルとの提携、
また、自転車で行くと入場料が割引になったりする企画も
行われています。
明日は私も自転車フォーラムでのトークイベントで
ちょこっと話をして来ますので、そのレポートもしたいと思ってます。
日本にもスポーツ自転車用の駐輪バーを!
スポーツ自転車ブームとともに、今、日本でも高価な自転車の
盗難がとても増えているようですね。
日本は自転車の盗難の件数は多くても、透明ビニール傘気分で
ママチャリを失敬して目的地で乗り捨てるような例が
多いと聞いていましたが、それも変わってきたのかもしれません。
さて、自転車の盗難といえば、ロンドンです。
昔からひどいのですが、こちらも自転車ブームで盗難も
さらに本格的になり、相当なロックをつけていても、
電動の金属カッターでやられることもあるとか。
そんな状況もあり、今では市の交通局と自転車活用NGOなどが
「自転車には必ず前後ロックをかけよう」という
キャンペーンも行っています。動画がこちらで見られます>
そんな盗難の多いロンドンなので、自転車の駐輪場も
下記の写真のように、「コ」の字を伏せたような
鉄パイプが用意されているのが基本です。

下向きのコの字をした鉄パイプに両側から自転車をくくりつけます。
ロンドン市交通局は自転車レーンなどの整備とともに、
こういった駐輪スペースも万単位で今敷設しています。
日本のように大きな駐輪場を作るというよりも、
街のあちこちのスペースに数台分ずつこのコの字鉄パイプを
植えていく感じで増やしているので、
ショッピングなどの際にちょこっと駐めるのに便利です。
日本の駐輪場はまだママチャリを
念頭にしているものがほとんどです。
自立できるスタンドがないと駐められなかったり、
ちゃんとフレームまでロックをかけるのが難しい形状だったり。
安いママチャリは放置自転車などの原因にもなっていますし、
今後は、自転車はある程度高価ないいもので、
盗難も気をつけなければいけないし、
ガチャガチャぶつかって倒れてもいいものではないという
考え方を広げていかないといけないなぁと、
東京に帰って駐輪する場所に困るたびに強く思っています。
ロンドンの公共自転車に乗ってみました!
1日1ポンド(135円)の基本料金を払えば、あとは30分以内なら何回乗ってもタダ!
そんな公共自転車がロンドンにも登場しました。
これはパリやモントリオールで始まっているのとほぼ同じ仕組み。
まずは6000台、350ステーションでスタートしました。

日本のママチャリよりちょっと重たく、かなり頑丈に作られています!

街角に300〜400mおきに設置されたこんなステーションから借りだし、好きなステーションで返却できます。
これを運営しているのはロンドン市の交通局。つまり、東京で言えば、
都営地下鉄や東京メトロが運営している、「公共交通機関」なのです。
ロンドンっ子には大好評。
通勤時間帯などはこの自転車がビュンビュンと街中を走っています。
日本でも試験的な小規模な試みは始まっていますが、
こんな感じで大規模な「交通機関」としての運用が早く始まるといいですね。
この件は、9月20日発売の『バイシクルナビ』でもご紹介しています!
おまけ:
パンクなどがないことをチェックしてから借りる手順を動画にしてみましたw
よかったらご覧くださーい。
How to check a Cycle Hire bike from yoko on Vimeo
話題のE-WERKでiPhoneを充電してみました
iPhoneにGarmin Edge 705など、エネルギー・ハングリーなデバイスが増えてきています。
ロングライドや自転車旅の途中に、電池残量でハラハラするのはイヤですよね。
そんな私たちが待ちこがれていた、自転車のダイナモからiPhoneや携帯電話を充電できる
トランスミッターがついに登場しました!
ドイツのブッシュ&ミューラー社から昨年末に発売になった「E-WERK」です。
日本でもこの7月に入荷が始まったそうです。

ブッシュ&ミューラー「E-WERK」。電圧Vと電流Aを任意に調整できるので、さまざまな携帯デバイスを充電できるようになる。
これを今回さっそく拝借、試してみました!
自転車でiPhoneを充電できるなんてワクワクです。

バイシクルナビ本誌でもおなじみのモデルの山下晃和さんにご協力いただきました。
マウント手順はわりと簡単。ハブダイナモにささっているライトの
プラグを抜き(並列繋ぎも可)、E-WERKに結線します。
あとは、充電したいデバイスが必要とするV(ボルト)と
A(アンペア)に合わせ、USB端子を介してつなぐだけ。

仮にとめてみただけですが、おおむねこんな感じになります。USBで電源がとれるのが便利!
そしていよいよ走ってみました!
すごいです。ちゃんと充電できました……感動。
ダイナモの性能に依るところが大きいとは思いますが、
試してみた自転車では、時速18km程度を出さないと充電されないようでした。

iPhone画面に、充電中であることを示す画像が!!!
USBで電源をとる小型デバイスなら大抵のものは充電できるようです。
ただし、電圧や電流の変化にシビアな一部の製品は、
E-WERKから直接でなく、キャッシュバッテリーと呼ばれる
安定器(小型の充電池)を介して接続する必要があるそうです。
ブッシュ&ミューラー社の適合表によると、
たとえばiPhone3Gは直接でもOKですが、3GSは安定器が必要になるとのことです。
このあたりは(ちょっと先ですが)9月に発売になるバイシクルナビ本誌でもご紹介します!
●E-WERK(イーウェルク)
最高出力: 16W(30km/h)、重量:53g(本体のみ)、
対応電圧:2.8〜13.3V、対応電流:0.1〜1.5A
税込2万5200円
問い合せ/株式会社ピーアールインターナショナル
tel. 052-774-8756
欲しい1台がきっと見つかる「ordina」
最近の都心、また一段と自転車が増えてきている気がしませんか。
それも嬉しいことに、車道をクロスバイクなどで
ちゃんと走っている人がぐっとこの秋増えてきた気がしています。
そんなご時勢をしっかり読んだのか!? ブリヂストンサイクルが
「ordina(オルディナ)」というクロスバイクの新ブランドを
ローンチしました。その発表会にお邪魔してきました。

商品コンセプトを説明する開発担当の田代恭祟さん。今回ordinaのカタログや広告に使われるグラフィック(田代さんの背景の画像)はなかなかおしゃれ〜♪
ordinaとひとくちに言っても、700cのロード寄りのSシリーズから、26インチホイールとスカートでも乗りやすいスタッガードフレームを組み合わせたAシリーズなど、全4シリーズ12モデルが揃っています。

発表会には、J-WAVEやJSPORTSのツール・ド・フランス実況などでもおなじみのサッシャさんが登場。

26インチホイールで漕ぎ出しが早いAシリーズに試乗してみました! あまり前傾がキツくなく、スカートでも安心して乗れるのは便利。
たくさんバリエのあるordinaの中で、私がいちばん心惹かれたのは(自転車好きはどんな自転車にも心惹かれるのですが、とくに)、26インチホイールで気軽に乗れそうなAシリーズ。
どのシリーズにも共通しているのが、シンプルなシックさ。色合いも少し渋めで、私たちの普通のコーディネートに合うかんじ。
どのシリーズも、5万円以下の手の届きやすいモデルから、10万円弱のちょっといいコンポーネントのついたモデルまで揃っているので、「そろそろ自転車……」と思っている人ならきっとお気に入りの一台が見つかると思います。ぜひチェックを!
女性4人で小淵沢を走って来ました
いま進めているあるプロジェクトのために、女性4人でロードバイクを持って、山梨県の小淵沢に輪行旅をしてきました!

一緒に出かけたのは、絹代さん、直美さん、美緒さん。雨が続く東京を抜けたら、まぶしいほどの青空でした!!
輪行って、いつもワクワクします。電車に自転車を載せるのって、なにかこうすごく「お得」な感じがするんですよね。一気に距離をワープできて、気持ちのいい場所をいきなり走り始めることができる嬉しさ。そして、言わずもがな、とってもエコ。
小淵沢はクルマではもう何度も訪れたことのある場所でしたが、自転車で走るとまた格別。別荘地に点在する小さな喫茶店や芸術家のアトリエ、美術館なんて、クルマだとあっという間に通り過ぎてしまうけれど、自転車だとひとつひとつ記憶に残る。味わいがぐっと深くなる気がします。

小淵沢から清里に向かう道には、ちょっとした登り坂も。10%近い勾配が長く続くので、かなり走り応えあります。登坂車線終了の標識がこんなにまぶしく見えたことはないかも。
あと、坂道が苦しい……つまり土地の勾配が如実にわかるのも、旅の奥行きが深くなる理由だと思うんです。八ヶ岳の裾野に、いくつも泉が湧いて川になり、谷を刻む。小さな谷を越えるたびにヒーヒーしつつ、地理が自分のものになる喜びを感じています。

たくさんあるブルーベリー畑。生では酸っぱすぎるのかと思ったら、甘くて絶品。みんなでパクパク食べてしまいました。
ああ楽しかった、次はどこに輪行で行こう? とすでに考え始めています。那須塩原あたり、行ってみたいかな?

清里は清泉寮にいたジャージー牛の子どもたち。このコはとくに美牛でした。






