自転車と畑しごと

家の近所の市民農園に1区画を借りて、5年目になりました。
かなり荒れ放題になっている状態から引き継いだので、
そして完全オーガニックを目指しているため、
5年目にしてようやく、雑草などもコントロール下において
きれいな畑らしくいろいろ作れるようになってきました。

近所ではあっても、収穫物やいろいろ用具を運ぶため、
いつも自転車で出かけています。

畑には、大抵このパニエをつけたクロスバイクか、前カゴをつけたブロンプトンででかけます。

畑には、大抵このパニエをつけたクロスバイクか、前カゴをつけたブロンプトンででかけます。



ハツカダイコンはその名前の通り、早く収穫できて楽しい野菜。

ハツカダイコンはその名前の通り、早く収穫できて楽しい野菜。



花が終わり、小さなソラマメが育ってきています!

花が終わり、小さなソラマメが育ってきています!



畑を持って野菜を作る楽しさは格別です。
もちろん新鮮な有機野菜を食べられるという楽しみが
最大のヨロコビですが、キッチンから出た野菜くずなどの
生ごみをすべて堆肥にして畑に戻すことができ、
野菜のパッケージなどの余計なゴミがでないという
「循環させている」エコっぷりがほんとうにうれしい。

畑の手入れにクルマを運転してくる人が多いのですが、
せっかく野菜作りの楽しみにひたるのなら、化石燃料を使わない
自転車のほうが醍醐味を味わえる気がしています。
この畑で作ったジャガイモや野菜のエネルギーで
自転車を漕いでいるなんて、おもいっきりいい気分です。

地球ありがと〜! と思います。

来年のオリンピックの準備は着々

2012年の夏のオリンピック開催に向けて、ロンドンは着々と準備が進んでいます。自転車のロードレースとタイムトライアルのコースも正式に発表されました。ロンドン南西郊外サリー県の丘陵地帯が主な舞台になり、ロードレースはそのまま都心まで戻って有名なバッキンガム宮殿の前でゴールになります。

じつは私が住んでいるのがまさにこのコースのそば。ふだん自分がサイクリングを楽しんでいる道の一部はそのままオリンピックコースになることがわかり、にわかに興奮しています♪

2012ロンドンオリンピック サイクルロードレースのコース(クリックで元サイトにリンクしています)

2012ロンドンオリンピック サイクルロードレースのコース(クリックすると元サイトにジャンプします)



先日もそのエリアを走ってきたので、少し写真でご紹介します。

レースの舞台となるのはサリー県。ロンドンが東京なら、神奈川県のようなエリアです。写真はギルフォード大聖堂。手前は私のアンカーRFX8です。

レースの舞台となるのはサリー県。ロンドンが東京都なら、神奈川県のようなエリアです。写真はギルフォード大聖堂。手前は私のアンカーRFX8です。



神奈川県と言っても、幹線を離れればすぐにこんな田舎道。羊が草を食む中を走ります。

神奈川県的と言っても、幹線を離れればすぐにこんな田舎道。羊が草を食む中を走ります。



おそらく最初の急な上り坂の上からはこんな景色が。ロンドン都心が地平線上にようやく見えます。

おそらく最初の急な上り坂の上からはこんな景色が。ロンドン都心が地平線上にようやく見えます。



ふだんの土日も、坂道練習をしたいローディがひっきりなしに通る丘陵地帯を通ります。ここからの下りは短いながら斜度20%弱。

ふだんの土日も、坂道練習をしたいローディがひっきりなしに通る丘陵地帯を通ります。ここからの下りは最大斜度20%。



今年は春が早く、道端の林にはブルーベルの紫色のじゅうたんが。ヒヤシンス系の強い香りを楽しみながらのライド。

今年は春が早く、道端の林にはブルーベルの紫色のじゅうたんが。ヒヤシンス系の強い香りを楽しみながらのライド。



コースはこのあと、Box Hillというロンドン近郊きっての丘陵を9回も昇り降りし、一路北に向かい、バッキンガム宮殿前の表参道でフィナーレになります。今からどこに陣取って観戦しようかなど、わくわくしています。

このオリンピックですが、いちおう環境に配慮し、どの競技も観戦するお客ができるだけ徒歩や自転車で来られるような工夫がされるとか。そのあたりもまたレポートしたいと思っています。

ロンドンの公共自転車の借り方ハウツー動画を作りました

昨年夏にロンドンでスタートした公共自転車「サイクルハイヤー」
『バイシクルナビ』本誌の連載でもご紹介をしました。
ブリヂストンサイクルのemetersというサイクルメーターのブログでもご紹介しています

これがようやく12月から利用登録のない観光客などでも使えるようになりました。
ビッグベン、ウェストミンスター寺院、バッキンガム宮殿、ロンドン塔……
人気の観光名所はほとんどがこのサイクルハイヤーの敷設圏内にあるので、
ロンドン観光でこれを使わない手はありません! なんといっても安いし。

基本的には1日(24時間)の利用権が1ポンド(現在約135円)。
この利用権をカード(※)で購入すると、そのカードが24時間利用カードになります。
この24時間の間、1回30分以内なら、何回乗っても無料なのです。

その借り方手順を動画にまとめてみました。
本家サイトにも説明がありますので合わせてご覧ください。



ただし料金上で注意をしなければいけないのは、
1回の利用が連続して30分を超えるとどんどん追加の利用料が加算されることです。
30分を過ぎるとそのまま1時間までプラス1ポンド、1時間半まで4ポンド……と
雪だるま式に大きくなる利用料が支払いをしたカードにチャージされてしまいます。

長く乗りたい場合は、30分弱ごとにステーションに立ち寄って
自転車を交換していけば、追加の料金を抑えることができます。
ただ、自転車を返却してまたすぐに借りたくても、センターが返却を認識するのに
時間がかかるのか、直後だとターミナルにカードを差しても「貸出中です」と
出てしまいます。乗り換えはちょっと時間がかかるのがじれったいですが、
ここは我慢のしどころ。

ロンドンは3月までは雨や曇りの日が多いですが、4月からは徐々に明るい日が
増えてきます。ここから6月までは自転車には最高の気候。
ぜひロンドンに遊びに来て、公共自転車に乗ってみませんか?

※ICチップ付きのクレジットカードでPIN番号が必要になります

もうすぐ日本語版ローンチ!このサービスにご注目

自転車ブームとともに、自転車の盗難も急増しているようです。
ツイッターなどの、悲しそうなオーナーの声に心が痛みます。

日本はママチャリの盗難こそ多かったけれど、
スポーツ自転車は一昔前までは比較的盗まれにくかったことの名残りで
細いワイヤーロックで事足れりとしている人が少なくないですよね。
でもあれはつけていないに等しいということは覚悟の上で。
100円ショップのペンチ1本で切れますから。

決して誇れることではありませんが、そこへ来ると欧米の
自転車盗難事情は、盗るほうも盗られまいとするほうも本格的。
私もロンドンでは、ABUSのDロックと太いチェーンロックの
2本を背負って走っています。重たいけど、仕方ない(><)

そしてここ数年、盗難防止のために急速に広まっているのが、
所有自転車のフレーム番号を登録するwebサービスです。

mybikenumber.comに登録した私のアンカーRFX8。それぞれの自転車にオリジナルなID番号とこのページへのリンクが含まれたQRバーコードがもらえます。無料。

mybikenumber.comに登録した私のアンカーRFX8。それぞれの自転車にオリジナルなID番号とこのページへのリンクが含まれたQRバーコードがもらえます。無料のサービスです。



もういくつかサイトが出てきていますが、私のおすすめは
このmybikenumber.com(マイバイクナンバー・ドットコム)。
自分のアカウントを開き、あとは何台でも自分の自転車を登録できます。
メーカーや色などの特徴のほか、自転車のフレームに刻印されている
フレーム番号(あるいはシールのシリアル番号)を入力します。
それぞれの自転車に対してこのサイト内でユニークなID番号が割り振られます。

万が一盗まれてしまい、中古市場に流れた際、誰かがこのサイトで
フレーム番号を検索してくれれば、登録情報がヒットするというわけです。
盗まれた場合は自分の登録情報に「盗まれた!」という
フラグを立てておけば一目瞭然。サイト内のメッセージ機能で
発見した人から連絡をもらうことができます。

反対に、中古を買う場合にも、買いたい自転車が盗品でないことを
確認することができて安心ということにもなりますよね。

じつはこのサービスが、もうすぐ日本語になって登場します。
世界中を1つのデータベースで運用しているので、高級なフレームが
国外に流れた場合でも、見つかる可能性があるのはイマドキっぽいです。

英語版とドイツ語版はすでにありますのでこれらの言語で行ける方は
今すぐにでも、日本語がいい方はあとちょっとだけお待ちください。

どんどん登録して、泥棒たちが仕事をしにくいようにしていきましょう!

ロンドン都心での自転車イベントに8万5000人!

今年も行って参りました、ロンドンで開かれた「スカイライド」という自転車イベントです。

この10年ほど、市民の自転車利用促進にとても熱心なロンドン市が主催する
自転車に乗ろう!というイベントで、バッキンガム宮殿の前から、
世界の金融街シティに至る都心からクルマを締め出して、
歩行者天国ならぬ「自転車天国」をみんなで走ろうというもの。

去年は6万人、今年は8万5000人が参加したとか。

バッキンガム宮殿前の大通りThe Mallが出発到着地点。

バッキンガム宮殿前の大通りThe Mallが出発到着地点。



これは去年の様子ですが、参加者の多さに、ところどころでは自転車渋滞も。

これは去年の様子ですが、参加者の多さに、ところどころでは自転車渋滞も。



私は今年はボランティアとして、ロンドン市郊外の街から都心まで
自走で参加する人たちの引率マーシャルをしてきました。

とはいっても仕事は簡単なもの。先導するリーダーについていき、
みんなが戸惑いそうな交差点ごとに我々マーシャルがひとりずつ
投下されて残り、続く人たちに「あっちですよ〜」と案内をするだけ。

キングストンというロンドン市西端の、国立か吉祥寺かという街に朝集合しました。

キングストンというロンドン市西端の、国立か吉祥寺かという町の広場に朝集合しました。



都心に近づくほどに、各地域から引率されてきたグループが合流して、自転車の流れが大きくなっていきます!

都心に近づくほどに、各地域から引率されてきたグループが合流して、自転車の流れが大きくなっていきます!



このスカイライド、4年前の最初はロンドンでのみの開催だったのですが、
イギリス全体の自転車競技連盟や、テレビメディアのSkyが協賛したことで、
いまではイギリスの各都市で日を変えてたくさんのイベントが開かれています。

自転車後進国だったイギリスですが、こういった大規模なイベントや
前回ご報告した公共自転車、自転車レーンの整備などで、
いま、みるみる自転車が増えているのを実感しています。

日本は自転車の数は多いけれど歩道を走る人がまだ多いなど、
イギリスとはまた違った問題を抱えていますが、おおいに参考になります!
東京でも、日曜日に都心からクルマをしめ出しての自転車イベント、
やりたいですねー!

楽しいベロタクシー!

もう半月ほど前になりますが、
丸の内を自転車で走っていて、ベロタクシーに会いました。
自転車タクシーのことです。

ベロタクシーだけならもう驚かないですが、
この日のベロタクシーはクリスマス仕様!
運転しているのもサンタさんでした〜。

丸ビル前で見かけたベロタクシー・クリスマススペシャル。信号待ちで声をかけて撮影させていただいちゃいました。

丸ビル前で見かけたベロタクシー・クリスマススペシャル。信号待ちで声をかけて撮影させていただいちゃいました。



その少し後には、シルクハットに燕尾服の運転手さんバージョンも目撃!
リッチな感じが面白くて、応援しようと、自転車で通り過ぎながら
「イエーイ!」と手を振ってみたのだけど、気がつかれなかったかも…。

サイトを見てみたら、三菱地所の丸の内での
イベントの一企画
だったのですね。これは楽しい!
車体の後部には昔風の革トランクまでくっついてますよ。

自転車タクシーといえば、
ロンドンのウエストエンドでも90年代から活躍しています。
最初はクラブのハシゴをするドラッググイーンのみなさんが
衣装をみせびらかすために載るので人気になったらしいですが、
いまではちょっとした観光ツールにもなっています。

東京でももっともっと増えたらいいなぁ。
応援したいと思います!

プロフィール

青木陽子(あおきようこ)
編集者/ジャーナリスト

『BICYCLE NAVI』のアニキ分の自動車雑誌『NAVI』、 女性ファッション誌を経て独立、99年女性向けウェブサイト 「Cafeglobe.com」を立ち上げ、初代編集長をつとめる。温暖 化問題に目覚めたのは20年以上前という筋金入りのエコ派 で、9年前から自転車通勤を開始。東京都心をロードバイクで 激走したり、ロンドン郊外で野菜を育てたりの二重生活中。

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