
- 『東京周辺自転車散歩』
丹羽隆志+中村規著
山と溪谷社 ¥1575
荒川・江戸川・多摩湖・多摩川など都内のサイクリングロードはもちろん、山手線一周などユニークなサイクリングルートを28コースもガイドした名著。地図はたいへん見やすく作られており、出かけるのに便利だ。姉妹版も多数。

- 国土交通省・大規模自転車道
県名や路線名から地図が表示され、3種の縮尺で表示が可能。国交省のサイトらしく、整備済み区間とその他の区間を把握できる。コンビニ等も掲載されているので下調べにも便利。アクセス数ランキングと満足度ランキングは要チェック。
自転車を買ったんだけど、どこを走ったらいいのかな? そんな問い合わせの電話が、日本サイクリング協会には多くかかってくるらしい。心配ご無用。日本ではちゃんと自転車用の道路が整備されつつあるのだ。ことに「大規模自転車道」と名付けられたルートは全国に135路線あり、全4277㎞の計画のうち、全体の80%が現在整備中であると国土交通省のウェブサイトにも大きく出ている。
この大規模自転車道など、いわゆるサイクリングロードを走るメリットは大きく2つある。
まず、クルマが通らないので安全であること。ビギナーやキッズ、達人であっても乗り慣れない新車を初めて走らせる時などはサイクリングロードが安心だ。注意は、途中にある車止めや歩行者にだけ向ければいいのである。
次に、高低差が少なく楽であること。サイクリングロードは線路跡や川の土手に設けられており、高低差が少ない場合が多く、走っていてとても楽チンである。だから自転車はどんな車種でもいい。ロードバイクやフラットロード、クロスバイク系はもちろんのこと、MTBならコースアウトして土手をスラロームすることだって簡単だ。
楽、といっても、海岸沿いのルートの場合は時として強い横風や向かい風に苦しむかもしれない。でもそれだってサイクリングのささやかなスパイスだと思って楽しんだほうがいい。
念のためデメリットも知っておこう。サイクリングロードそのものが、多くの場合、遠方から走りに来て楽しむようにはデザインされておらず、付近の道路からコースへ導く標識や、駐車場の整備状況が必ずしも良くないことがある。この点はすぐに改善してほしいところ。知恵と、カーナビか道路地図を総動員して切り抜けよう。
ともあれ、サイクリングロードはその名の通り僕ら自転車乗りの天下だ。周囲に迷惑をかけない範囲でビュンビュンかっとばすも良し、気の置けない仲間とのんびり流すのも良し。朝、晴れてたら気軽に出かけちゃおう。


